2011.12.23 Friday
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臍ノ胡麻残日録ヘソ:腹部の中央にある、臍の緒のとれたあと(大辞林第2版)
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2011.12.23 Friday
駐車場にて
自宅の近所にある駐車場に、ピカピカに磨き上げられたシルバーのワンボックスカーが停められている。
週末になるとオーナーであろう40代半ばの男性がゴシゴシ、ゴシゴシと車体を熱心に磨いている。「こんにちは」と声をかけるが彼からの返事はない。少し怯えたような、訝しがるような表情をうかべてから車の陰に移動し、またゴシゴシ、ゴシゴシと作業を再開する。僕は、挨拶を返されなかったことと、彼が僕を避けるようにしたことに少しムッとしつつ駐車場を後にして自宅に入っていく。そんなことがあってから少しばかり意地になっている僕は、車を磨く彼を見つけると必ず「こんにちは」と声をかける。しかしやはり返事はなく、もう2年も一方通行の挨拶が続いている。 11月の深夜、仕事から帰宅した僕はいつもの駐車場に車を停めた。夜の住宅街に人気はなく、少し離れた国道から、5秒に一台ほどのペースで車が通過する音が聞こえてくる。自宅に向かう途中、例のワンボックスカーが視界に入ってくる(駐車場を出るにはその車の前を通らなければならないのだ)。 あ、室内灯が点いている。 必然的に車内に視線が向かう。彼が、いた。シートにもたれて両の手を頭の後ろに回したまま、宙を見つめていた。暗い室内灯が彼の顔に深い陰を作り出し、日中でも不機嫌そうに見える表情を一層陰鬱なものにしていた。車の前を通りすぎる僕と、ふと目があった。普段は挨拶どころか視線をこちらに向けることもない彼と目が合ったことに少し狼狽してしまったが、僕は軽く会釈をした。彼も小さく会釈して返した。彼の口元は少しだけ笑っているようにも見えた。 その一件以来、彼は僕の挨拶に小さく会釈して返すようになった。いつものように不機嫌そうな顔のまま、車を磨く手元から視線は動かさないが。 あの日、彼になにがあったかは知る由もない。彼が深夜の車内でなにを考えていたのか詮索する気もない。どうせ彼に尋ねても答えは返ってこないだろう。無視でもされればまた僕がムッとするだけだ。ただ、あの夜を境に彼が少しだけ変わったこと、その事実が僕をわずかに柔らかな気持ちにさせてくれる。 彼の車のルームミラーには、彼の容貌とは非常に不釣り合いな熊のぬいぐるみがぶら下げてある。 JUGEMテーマ:日記・一般 2011.08.18 Thursday
夏休みの工作スピーカー
自作塩ビ管スピーカー達を手放してはやンカ月、やはり音楽のない生活はなんだか物足りない。そろそろ我慢も限界を迎えたので、手元にあったユニット(メーカー不明の二個セット500円)を使ってスピーカー作りと相成った。
しかし今回は塩ビ管スピーカーを作るための時間も設備も費用もない。だいたい二個で500円のほぼジャンクユニットを手間ひまかけた箱に収めるのもなんだかもったいない気がする。というわけでお金もかからず加工も容易であろうと思われる段ボールを使ったスピーカーを制作することにした。実のところ、けっこう大量に転がっている通販の段ボール箱をいかに有効に再利用するか、というのも制作動機のひとつ。うむ、エコロジーである。 スピーカー作りには固くて重い材料が良いとされているから、まず段ボールは論外ということになるのだろうが、遊び半分ということでまあよかろう。強度の不安は段ボールを積層して補うことにしてさっそく制作にとりかかることにする。設計図はない。現物合わせの行き当たりばったりだが段ボールゆえの加工しやすさがきっとフォローしてくれるさ。 容量は2リットル強、120ヘルツ程度の低音再生を狙ったバスレフ型とする。 段ボールをカットし、木工用ボンド(東急ハンズで買ったタイトボンド)で張り合わせる。 ![]() スピーカーユニットはホットボンドでしっかりと固定し、箱を組み立てる。接着には前述の木工用ボンドを使ったが、内側からホットボンドを流し込んで補強とした。箱の補強と定在波解消を狙ってユニットの後ろに補強版を設置している。 ![]() 後面まで接着した状態。一応全面が二枚積層になっている。 ![]() しかし、強度への不安が拭いきれないことと、いかにも段ボール!という外観があまり美しくなかったことを考慮してさらに化粧板を貼ることにした。ホームセンターで購入したカラー段ボールは150円なり。 ![]() JUGEMテーマ:オーディオ
2011.02.24 Thursday
五島旅その6
面白いものはないかと仕事の合間をぬって福江の商店街を散策。巨大な人影を見つけ、近寄ってみると2mくらいの人形だった。
![]() なんでも、五島に古くから伝わる念仏踊り「ちゃんここ」の装束を模したものらしい。この巨大ちゃんここ人形が等間隔で並ぶ様には独特の迫力がある。では、彼らはなんのために商店街に立ち尽くしているのか?ちゃんここの素晴らしさを福江の皆様に伝えるべく、風雨に晒されているのか。否! 彼らには彼らの任務があるのだ! それがこれ! 2011.02.23 Wednesday
五島旅その5
五島出張もそろそろ疲れもたまってきたが、幸いな事に宿の近くには温泉センターがあり、日々の疲れを落とすために活用している。昨日、営業時間終了30分前くらいで行くと先客はなく、完全貸し切り状態。
これは結構なこと。貸し切り風呂の醍醐味である大浴場で遊泳を楽しむべく、体を洗うのもそこそこに湯船へゴー。少し低めの温度が心地よい。満を持して泳ぎ始めるが、基本的に泳げない僕が唯一可能とする泳法といえば「背面イカ泳ぎ」、ひどくかっこわるい(というより気持ち悪い)ので人目につくところで泳がないことにしている。しかしここは誰もいない大浴場、そして見知った人もいない出張先という開放感が、僕を極めて大胆にする。くにょん、くにょんとイカ泳ぎ、気持ち悪くターンも決め全裸スイミングは絶好調。まだまだイケるな、とさらに大胆な気持ちになったところで、ん?人の気配? はっと浴場の入り口方向に目をやると、湯船のすぐそばまで来ていた従業員さんとばっちり目が合ってしまった。見られていたのだ。全裸の三十路男が気持ちの悪い背面イカ泳ぎで恍惚としている様を、きっちり見られてしまったのだ。もはや取り繕う事もできまい。「あ、ああ、誰もいなかったので、つ、つい。いや〜、き、気持ちいいですね〜」羞恥と焦燥がないまぜになったまま、取りあえず出来うる限り笑顔を作りつつズバッと立ち上がり、もはやタオルで前を隠すこともせず浴場から走り出て、ああ、人はこれほどすばやく服を着ることが出来るのだな、と感心するほどの速度で服を来て、逃げ出してきた。 しかし、明日もおそらく行くのであろう。サウナで力石ごっこなら気持ち悪がられまい。 2011.02.21 Monday
五島旅その3
一日の仕事を終えて宿のある富江町に戻ってきた。近所の健康センターにある大浴場に入浴し、宿に戻る道すがら。星の光があまりに美しい。
2011.02.20 Sunday
五島旅その2
宿は福江市街から離れた場所にあり、外は真っ暗。今宵は早々と寝ることにしよう。
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